「あの時やっておけば」の後悔を、3ヶ月で「安心」へ。 認知症リスクが迫る中、実家売却の体制を整えたスピード解決事例

事例の概要

◆利用サービス

家族信託組成コンサルティングサービス(プランB・自宅)※

◆家族構成・居住地

母(78歳)=東京都江戸川区在住   ★委託者★

長男(49歳)=東京都江戸川区在住    

次男(46歳)=東京都江戸川区在住    ★受託者★ 

◆信託財産

自宅マンション(東京都江戸川区・3LDK・築40年)

金4,000万円

◆解決までの期間

3ヶ月

◆相談者

次男(栗原 隆史 様(仮名))

※「家族信託組成コンサルティングサービス(プランB・自宅)」とは、現金の管理に特化し、信託スキーム設計から契約書作成、公証役場や信託口口座開設の調整業務を一括して代行するサービスです。不動産を含まないため導入のハードルが低く、認知症による凍結リスクに備えて「まずはお金だけでもしっかり守りたい」という方に最適です。

一度は家族信託を見送ったものの、お母様の入院と認知機能の低下により「資産凍結」の危機に直面。時間との戦いの中、ご相談からわずか3ヶ月で実家の売却・管理体制を整え、資産凍結リスクを回避した事例です。。

1.ご依頼の背景:予期せぬ転倒、そして迫る「資産凍結」の恐怖

栗原様が最初にご相談くださったのは約1年前。「将来、母が施設に入る際の費用を実家の売却で賄いたい」というご意向でしたが、当時はお母様がお元気だったため、「まだ急ぐ必要はないだろう」と手続きを見送られました。

しかし、状況は突然一変します。 お母様がご自宅で転倒し、大腿骨を骨折して入院。慣れない入院生活のストレスからか、急速に「会話のつじつまが合わない」ことが増え、医師からも認知機能の低下を指摘されてしまったのです。

「あの時、手続きを進めておけばよかった……」

もし、お母様の判断能力がないとみなされれば、ご実家は法的に「資産凍結」状態となります。売却も賃貸もできなくなり、介護費用の捻出計画が白紙になってしまう――。成年後見制度では柔軟な対応が難しいかもしれないという不安の中、栗原様は「今からでも間に合いますか」と、藁にもすがる思いで再び当法人にご連絡をくださいました。

2.解決までの道のり / ミラシアだからできたこと

ステップ1:「最短ルート」の策定

お問い合わせ直後、栗原様の「母の記憶がいつまで持つか分からない」という焦燥感を受け止め、直ちに緊急オンライン面談を実施しました。 私たちは相続・信託の専門家として、現在の認知レベルと、手続き完了までのタイムリミットを冷静に分析。漠然とした不安を解消するため、「いつまでに、何をすべきか」を可視化した最短スケジュールをご提示しました。焦りを「具体的な行動計画」に変えることで、栗原様にまず安心感を持っていただくことからスタートしました。

ステップ2:家族全員が納得する「円満設計」の提案

時間は限られていますが、手続きを急ぐあまり、将来ご兄弟間でトラブルになっては本末転倒です。 当法人の司法書士が、ご長男様・ご次男様それぞれの想いを丁寧にヒアリング。「実家をどう管理し、売却代金をどう使うか」について、全員が納得できるオーダーメイドの信託契約書を作成しました。単なる事務代行ではなく、ご家族の想いを法的な形に落とし込むことで、将来の揉め事の芽を摘みました。

ステップ3:公証役場との綿密な連携と、お母様へのきめ細かなサポート

最大の難関は、最終段階である公証役場での契約手続きです。お母様の認知機能に波がある中、当日お母様が契約内容をきちんと理解し、公証人の質問に答えられなければ、手続きは進められません。

そこで私たちは、公証役場と綿密に連携し、お母様の体調や状況を正確に伝えた上で日程を調整。さらに、当日の不安を少しでも和らげるため、「お母様用の概要シート」を作成しました。 専門用語が並ぶ難しい契約書の内容を、お母様が理解しやすい言葉でコンパクトにまとめたものです。事前にこのシートを使ってご説明したことで、お母様ご自身も「何を・誰に・どう頼むのか」を整理することができました。 その結果、当日の公証人からの質問にもスムーズにお答えいただくことができ、無事に契約を締結することができました。

3.得られた結果

・ご相談からわずか3ヶ月で、お母様の判断能力が喪失する前に家族信託契約を完了。

・4,000万円相当のご実家が「資産凍結」されるリスクを回避し、いつでも売却資金を介護費用に充てられる体制を確立。

・成年後見制度を使わず、ご家族の意思を反映した柔軟な財産管理を実現。

・ご兄弟間の合意形成もしっかり行い、将来の相続トラブルの不安も解消。

ご依頼者:栗原様より(概要) 「母の急変でパニックになり、一度先送りした自分を責めていました。しかし先生方が迅速に動いてくださり、『大丈夫ですよ』と道筋を示してくれたおかげで、救われた気持ちになりました。これで安心して母の介護に専念できます。本当にありがとうございました。」

4.担当司法書士から

今回のケースで最も重要だったのは、「時間との戦い」に対する的確なリスク管理でした。

認知機能に低下が見られる中での家族信託は、非常に高度な判断とスピードが要求されます。特に公証役場での手続きは、一度失敗すれば後がない綱渡りの状況でした。 私たちが3ヶ月という短期間で完了できたのは、数多くの案件で培った「イレギュラーな事態への対応力」と、お母様が安心して手続きに臨めるよう徹底した「準備力」があったからこそと自負しております。

無事に手続きを終え、栗原様が深く安堵された表情を拝見した時、私たちも肩の荷が下りる思いでした。 「まだ大丈夫」と思っていても、ご家族の状況はいつ変わるか分かりません。もし少しでもご不安があるなら、手遅れになる前にご相談ください。私たち専門家が、あなたとご家族の資産と未来を守るために全力を尽くします。

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※集計期間:2017年1月〜2025年12月