父から母へ想いをつなぐ「受益者連続型信託」で両親の認知症リスクを回避!土日・自宅訪問対応で早期に実現した安心の対策

事例の概要

◆利用サービス

家族信託組成コンサルティングサービス(プランB・自宅)※

◆家族構成

父(81歳)=横浜市都築区在住 ★委託者兼当初受益者

母(85歳)=横浜市都築区在住  ★第二受益者

長女(55歳)=横浜市都築区在住 ★受託者

次女(53歳)=横浜市鶴見区在住 

◆信託財産

(不動産)自宅(横浜市都築区・築40年・40坪)

(金銭)1700万円

◆解決までの期間

3ヶ月

 

長女 中野 真由美様(仮名)

※「家族信託組成コンサルティングサービス(プランB・自宅)」とは、自宅不動産の管理・処分権限の移行を主軸とし、信託スキーム設計から契約書作成、公証役場や信託口口座開設の調整、および信託登記の手配を一括して代行するサービスです。認知症による「実家凍結(売却不可)」リスクを回避できるため、将来の介護施設入居費用に充てるための売却や、管理費用の支払いを円滑にし「いざという時に自宅をスムーズに売却できるようにしたい」という方に最適です。

外出困難なお父様と多忙な娘様のため土日の自宅訪問を行い、高度な受益者連続型信託でご両親双方の認知症リスクをカバーしました。 お父様からお母様へ安心が続く二段構えの資産凍結対策を、住み慣れた自宅での丁寧な対話を通じてオーダーメイドで構築。 ミラシアの柔軟な対応力と専門的な知見を活かし、ご家族の事情に寄り添いながら将来の不安を確かな安心に変えた事例です。

1.ご依頼の背景:遺言書だけでは防げないリスク

中野様が弊社の代表が登壇したセミナーに参加されたことが、今回のご相談の第一歩でした。それまでは「将来のことは遺言書を準備しておけば大丈夫だろう」と考えていた中野様。しかし、セミナーを通じて、遺言書だけでは解決できない「認知症による資産凍結」という大きなリスクがあることを知りました。

特に中野様が危機感を持たれたのは、お父様に万が一のことがあった後の、お母様の生活についてです。お母様はお父様より年上ということもあり、もしお父様が亡くなった後にお母様の判断能力が低下してしまえば、実家の管理や介護資金の確保が困難になります。この二段構えの不安をどう解消すべきか、セミナーを終えた中野様は真剣に考え始められました。

対策の必要性を痛感した中野様でしたが、同時に大きな壁にも突き当たっていました。お父様は足が不自由で外出が難しく、専門家の事務所まで足を運ぶことは体力的に困難です。また、中野様ご自身もフルタイムで働いているため、平日に相談の時間を確保することは不可能という状況でした。

「父に負担をかけず、自分の仕事にも支障を出さずに、確実な対策を進めたい」

そんな中野様が解決の糸口として選んだのが、土日の自宅訪問に対応しているミラシアでした。セミナーで感じた専門性への信頼に加え、自分たちの生活状況に寄り添ってくれる柔軟なサポート体制が、家族の未来を守るための決断を後押しすることになったのです。

2.解決までの道のり / ミラシアだからできたこと

ステップ1:外出不要の土日相談で実現した、父と母「2人分の認知症対策」

お問い合わせ当初、中野様は八方塞がりの状態でした。「足腰の弱い父を連れ出すのは無理だが、自分も平日は仕事で役所や銀行に行けない」。物理的な制約に加え、将来への漠然とした不安から、対策自体を諦めかけていたのです。私たちはまず、その「動けない」という状況を解決するため、土曜日に担当者がご自宅へ伺う「出張相談」を行いました

ご自宅のリラックスした環境でお話を伺う中で、中野様が最も懸念されていたのは「父の後の、母の生活」でした。そこで私たちは、一度の契約でご両親の老後を丸ごと守れる「受益者連続型信託(じゅぎょうしゃれんぞくがたしんたく)」をご提案しました。

通常、お父様の対策だけでは、お父様が亡くなった後、財産を相続したお母様が認知症になると、そこで再び資産が凍結してしまうリスクがあります。しかし、この信託を使えば、「まずはお父様の認知症対策」を行い、お父様に万が一のことがあった後は、そのまま同じ仕組みで「お母様の認知症対策・生活支援」へとスムーズに移行できます。 新たに契約を結び直すことなく、一つの仕組みで「父母両方の資産凍結」を長期にわたって防ぐことができる――この「二段階の守り」の道筋が見えた時、中野様の表情から焦りの色が消え、安堵の笑顔がこぼれました。

ステップ2:専門知識を要する信託設計と、ハードルの高い金融機関選定をフルサポート

家族信託の方針が決まっても、それを法的に不備のない契約書に落とし込み、実際に運用するための「信託口口座」を開設する作業は、一般の方には非常に困難です。特に信託口口座の開設は、金融機関によって「最低預金額」「受託者の年齢制限」「独自の特約の有無」など条件がバラバラで、せっかく作った契約書が銀行で受理されないというトラブルも少なくありません。

私たちは、累計900件を超える組成実績から得たデータベースを活かし、ご自宅のエリアで最もスムーズに開設可能な金融機関をピンポイントで選定。銀行側の厳しい審査基準をあらかじめクリアするよう、精緻な信託契約書を作成しました。煩雑な銀行との事前交渉や、専門用語が並ぶ手続きのすべてを私たちが一手に引き受けることで、中野様はお仕事や日常生活を一切妨げられることなく、着実に対策を進めることができました。

ステップ3:ご自宅での公正証書作成を実現し、ご家族の負担を最小限に

対策の最終段階は、作成した信託契約書を「公正証書」にすることです。通常、これには公証役場への出頭が必要ですが、足腰の弱いお父様にとって、慣れない役場への外出は大きな身体的負担となります。そこで私たちは、公証人に自宅まで来てもらう「公証人の出張作成」を手配しました。

公証人との綿密な打ち合わせ、必要書類の収集、当日のスケジュール調整などはすべて私たちが代行。当日は、お父様が普段過ごされているリビングで、リラックスした雰囲気のなか無事に契約を締結することができました。一度も家を出ることなく、ご本人に負担をかけずに全ての法的手続きを完了できたことに、ご家族全員が心から安堵されているご様子でした。まさに、ミラシアの機動力とサポート体制が実を結んだ瞬間でした。

3.サポートの結果とお客様の声

本件で採用した「受益者連続型信託」は、お父様からお母様へと、財産の恩恵を受ける権利を確実につなぐ仕組みです。これにより、今回の相続対策だけでなく、将来必ず訪れる「二次相続」の際にも資産が凍結してしまうリスクを回避する、盤石な体制が整いました。

特筆すべきは、ご相談から完了に至るまで、ご家族の日常を一切犠牲にすることなく手続きを完遂できた点です。土日の訪問相談と、公証人の出張手配を組み合わせることで、足腰の弱いお父様を一度も外出させることなく、また、お仕事でお忙しい中野様の貴重な平日のお時間を割くこともなく、すべての対策をご自宅にいながら実現しました。難関とされる信託口口座の開設も、私たちの専門的なサポートによりスムーズに完了し、法務・税務・実務のすべての面で不安のない状態を作り上げることができました。

【お客様の声:中野 真由美様より】

全ての手続きを終えた後、中野様より心温まるメッセージを頂戴しました。

「父の足が悪く、私自身も平日は仕事で動けない中、当初は本当にどうすれば良いのか途方に暮れていました。しかし、土日に自宅まで来てくださり、専門的な内容も噛み砕いて説明していただけたので、安心してお任せできました。何より、父を一度も外に連れ出すことなく、自宅のリビングで全ての手続きを終えられたこと。これに家族一同、心から感謝しています。これでようやく、将来の不安がなくなりました」

    4.担当司法書士から

    当法人が開催した相続セミナーにご参加いただいた際、終了後の個別相談で中野様からお話を伺ったのが最初の出会いでした。熱心にメモを取られていたその姿からは、ご両親を深く想う切実なお気持ちとともに、「お父様の身体的なご事情」と「ご自身の時間的な制約」という二重の壁に阻まれ、知識を得てもなお、どう動けばよいか分からずにいる苦しいご状況がひしひしと伝わってまいりました。

    今回の案件における核心は、単にセミナーで学んだ知識を形にすることではありません。ご家族が直面している「外出できない」「平日は動けない」という物理的なハードルを私たちがどう取り除き、いかにして実効性のある「安心」をお届けできるか。その点に全力を注ぎました。

    今回ご提案した「受益者連続型信託」は、まずお父様の認知症対策を行い、その後、お父様の想いとともに財産管理をお母様の生活支援へとバトンタッチさせる、いわば「二段階のセーフティネット」です。これは単なる遺言書では決して実現できない、将来の様々なリスクを想定した緻密な設計が必要です。また、公証人をご自宅へ招く「出張作成」の手配も、関係各所との調整や段取りに豊富な実務経験が求められる場面です。

    こうした高度な信託設計とスムーズな実行が可能だったのは、当法人が相続・遺言・家族信託の専門家集団として、数多くの複雑な事例に向き合ってきた経験があったからこそです。そして何より、平日お忙しい中野様やお父様にご負担をかけることなく完遂できたのは、土日祝祭日の出張対応を標準とする当法人の「現場主義」の体制があったからだと自負しております。

    ご自宅のリビングで公正証書の作成を終えた際、お父様がほっとした表情で「わざわざありがとう」とおっしゃってくださったこと。そして、張り詰めていた中野様の表情がふっと和らぎ、「これでようやく安心です」と笑顔を見せてくださった瞬間は、今でも鮮明に覚えています。ご家族が長年抱えてこられた「見えない不安」が解消される瞬間に立ち会えたことは、専門家として何よりの喜びです。

    これで、万が一のことがあっても、お嬢様がご両親の大切な資産をしっかりと守り、お母様の穏やかな生活を支え続ける盤石な体制が整いました。どうぞこれからは、将来への不安を手放し、ご家族との大切な時間を心穏やかにお過ごしください。

    ご高齢の親御様のケア、ご自身の仕事との両立、そして複雑な手続きへの不安。ご家族を大切に想うからこそ、悩みは尽きないことと存じます。「親が外出できない」「平日は時間が取れない」といったご事情で対策を諦めてしまう前に、まずは私たちにご状況をお聞かせください。物理的な壁も、法的な壁も、私たちが一緒になって乗り越える解決策をご提案させていただきます。

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    1. 専門家(国家資格者)による専任担当制
      経験豊富な専門家が専任担当として、業務完了までサポートいたします。
    2. 相続・遺言・家族信託 専門
      当法人は相続・遺言・家族信託専門の事務所です。お客様に最適な解決策をご提案いたします。
    3. 豊富な相談実績・ノウハウ
      1,000件を超える豊富な相談実績から蓄積されたノウハウで高難度な案件にも対応が可能です。
    4. 土日祝祭日や夜間(22時まで)の相談、出張相談も可能
      お仕事などでお忙しい方でも安心して相談頂けます。
    5. スピード対応
      お急ぎのお手続きでもスピーディー・丁寧に対応いたします。
    6. 全国対応
      関東圏に限らず日本全国の案件に対応可能です。

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    家族信託の取扱実績全927件※!司法書士法人ミラシア
    ※集計期間:2017年1月〜2025年12月